アトリエ15

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住宅・旅館ホテルのデザイン・設計監理の仕事を
得意とする長野県伊那市の建築設計事務所です。

この仕事に対する想い

あれはまだ私が27歳頃の話しです。

当時、私は都内の設計事務所に
勤めてました。

会社の方針として
若手は現場に出してもらえず、

私には現場経験というものが
ありませんでした。

世の中に認められたい一心で、
建築士の資格を取りたいと
思うようになりました。



設計事務所は残業が当たり前の世界で、
なかなか勉強時間が確保できません。

そのため思い切って会社を辞め、
1年間を資格勉強に費やそうと
思いました。

この1年間やってダメなら
設計の仕事はやめようと、

背水の陣で決意したことを
覚えています



当時蓄えがなかった私は、
アルバイトをしながら
独学で勉強をしました。

現場経験のない私は、
将来役に立つ建築現場の
仕事を選びました。

現場がどういうところか
知りたかったからです。



建築工事現場の派遣作業員として

様々な工事現場で斫り工、鉄筋工、
ガラ出し、クリーニング、設備関係など

何でも屋として働きました。

高層ビルの現場は職人の多さに
驚きました。

デスクワーク上がりの私には、
斫り工やガラ出しは
かなり肉体的に辛い仕事でした。



次の朝、疲労が抜けず
起きられないくらいでした。

短い休憩時間はポケットに
忍ばせた資料で勉強しました。

昼休みに現場近くの公園で
勉強していたときは、
現場で汚れた服を着ていたためか、
浮浪者に仲間だと勘違いされました。

残業で遅くなったときは、
現場監督さんがラーメンを
おごってくれました。



将来が見えない不安な環境のもと
目標だけが支えでした。

休みの日は図書館で朝から
並び勉強しました。

図書館に隣接した公園のベンチで
息抜き抜きをするのが好きでした。

都会の中の公園は
唯一ホッとできる場所でした。




その頃、私はある決意をしました。


『合格したら、人の役に立つ
 “誠意ある仕事をする建築士”
 になろう!』


私はこの公園でそう何度も何度も
誓いました。


そして試験に合格することが
できました。

今でも、人の役に立つ
“誠意ある仕事をする建築士”
の姿勢で仕事をしています。

この経験が私の人生の原動力と
なっています。 
 

都内の公園