野 溝 俊 志 (のみぞ しゅんじ )
現在54才 A型
資 格
一級建築士
インテリアコーディネーター
キッチンスペシャリスト
福祉住環境コーディネーター2級
長野県木造住宅耐震診断士
略 歴
1970年
長野県伊那市生まれ(現在54才)
長野県立伊那北高等学校卒業
日本大学工学部建築学科卒業
1993-1996年
株式会社 凡建築設計事務所
(東京都新宿区)勤務
・大学、商業施設の仕事に携わる
1998-2007年
株式会社 倉橋英太郎建築設計事務所
(長野県松本市)勤務
・全国多くの旅館仕事に携わる
・旅館改修の仕事で10年間勤務
・設計主幹
2008年 独立
アトリエ15 開設
・代表改修事例『湯宿せきや』様
「予約が難しい客室8室の旅館」に改修
2023年~
・家族経営の小さな旅館に専門特化
私という人間(自己分析)
✅ 真面目である(完璧ではない)
✅ いい人である(今までの経験上)
✅ 責任感が強い(最後まで諦めない)
✅ 早口だと思う(もう少し落ち着け)
✅ 誠実だと思う(まわりの反応より)
好きなこと(自己分析)
✅ 温泉地探訪(雰囲気が好き)
✅ 中華料理(炒飯・ラーメン・酢豚)
✅ 車いじり(DIYは愛着沸いて好き)
✅ 運転SA(長時間運転も飽きない)
✅ ユーモアのある会話(笑いたい)
この仕事に対する想い
あれはまだ私が27歳頃の話しです。
当時、私は都内の設計事務所に
勤めてました。
会社の方針として
若手は現場に出してもらえず、
私には現場経験というものが
ありませんでした。
世の中に認められたい一心で、
建築士の資格を取りたいと
思うようになりました。
設計事務所は残業が当たり前の世界で、
なかなか勉強時間が確保できません。
そのため思い切って会社を辞め、
1年間を資格勉強に費やそうと
思いました。
この1年間やってダメなら
設計の仕事はやめようと、
“背水の陣”で決意したことを
覚えています。
当時蓄えがなかった私は、
アルバイトをしながら
独学で勉強をしました。
現場経験のない私は、
将来役に立つ建築現場の
仕事を選びました。
現場がどういうところか
知りたかったからです。
建築工事現場の派遣作業員として
様々な工事現場で斫り工、鉄筋工、
ガラ出し、クリーニング、設備関係など
何でも屋として働きました。
高層ビルの現場は職人の多さに
驚きました。
デスクワーク上がりの私には、
斫り工やガラ出しは
かなり肉体的に辛い仕事でした。
次の朝、疲労が抜けず
起きられないくらいでした。
短い休憩時間はポケットに
忍ばせた資料で勉強しました。
昼休みに現場近くの公園で
勉強していたときは、
現場で汚れた服を着ていたためか、
浮浪者に仲間だと勘違いされました。
残業で遅くなったときは、
現場監督さんがラーメンを
おごってくれました。
将来が見えない不安な環境のもと
目標だけが支えでした。
休みの日は図書館で朝から
並び勉強しました。
図書館に隣接した公園のベンチで
息抜き抜きをするのが好きでした。
都会の中の公園は
唯一ホッとできる場所でした。
その頃、私はある決意をしました。
『合格したら、人の役に立つ
“誠意ある仕事をする建築士”
になろう!』
私はこの公園でそう何度も何度も
誓いました。
そして試験に合格することが
できました。
今でも、人の役に立つ
“誠意ある仕事をする建築士”
の姿勢で仕事をしています。
この経験が
私の人生の原動力と
なっています。
私がはじめて旅館に泊まったのは
中学の修学旅行で京都奈良に
行ったときです
家族で泊りの旅行の経験が
なかった私は
旅館に泊まることは
ドキドキの体験でした
このとき自分の人生で
『旅館』がここまで
大きく関わるとは
夢にも思いませんでした
・
↑勤務時代の私
独立する前に勤めていた
設計事務所ではじめて
旅館改修の仕事をしました
旅館の知識が全く無い私は
女将さんの役割が
よくわからない程でした
当時、その事務所では
旅館改修の仕事が多く
数多くの旅館改修の
経験をさせていただきました
・
↑勤務時代の私
当時はまだ
大規模改修する旅館も多く
突貫工事になる
現場が多かったです
独身だった私は
遠くの温泉地に数か月間
常駐して仕事をすることが
よくありました
突貫工事のため打合せが
午前2時過ぎになることも
ありました
この経験は辛くもあり
色々な意味で
旅館というものを
深く知る経験になりました
・
当時残業は当たり前で
旅館チームは
午前2時過ぎまで
残業しなければ
ならない状態でした
肉体的にも精神的にも
辛い日々が続き
『独立して同じ状況なら
辛くないのではないか?』
と想いが募り
思い切って独立を
決意しました
独立したときは
不安より熱意とやる気
の方が勝っていました
・
旅館改修の打合せの席で
オーナー様から
過去の旅館改修の
苦い体験談をお聞きします
よく聞く話しとして
多いのが
『自分の意見を聞いてくれなかった』
『仕上材の選択が2択だった』
『確認してくれなかった』
『ゴリ押しされた』
『増額になると言われた』
など旅館様側の立場になって
改修が行われない現場が
多い現状をオーナー様から
教えられました
私はこれではオーナー様の
理想の旅館にならないと感じ
オーナー様の意見・要望に
真摯に耳を傾け
改修に取り入れる
改修スタイルにしています
・
もし自分が旅館の
新しいオーナーになり
親から引き継いだ旅館を
より良くしたいと考えたとき
どういう旅館にするか
他人任せにはできません
自分の想い描く
理想の旅館に近づけたい
愛着のある旅館にしたいと
思うと思います
・
そんな次世代オーナー様の
想いを叶える人物がいたら・・・
そんな想いをカタチにすることが
私の仕事です
オーナー様の想いを
叶えるためには
✅ 真摯に耳を傾ける姿勢
✅ この主役はオーナー様
✅ 旅館改修の経験が豊富
✅ 旅館専門の一級建築士
の条件が揃ってはじめて
満足の旅館改修になります
・
改修した旅館空間で
オーナーさん、女将さん、
宿泊のお客様が
幸せな気持ちになって
いただけたら感無量です!
こんな旅館にしたい場面
その①
泊まりに来た4人家族
子供たちが興奮し走り回る
奥さんが喜びの声を上げ
『パパこの旅館にして良かったね』
と言ってもらえるような旅館
こんな旅館にしたい場面
その②
娘さんがご両親と
大切な時間を過ごす
『お父さんお母さん今までありがとう』
感謝の気持ちが伝わる
人生で忘れられない
感謝を伝えたい場所となる旅館
こんな旅館にしたい場面
その③
愛する彼女のために
大切な節目の場所として選ぶ旅館
『ありがとう』と涙目の彼女
人生で最高の思い出になる旅館
私の旅館改修への想い
“自分が泊まってみたい””
と思う空間を造りたい
オーナー様の意見を
取り入れた旅館にしたい
現場で働く女将さんの
意見に真摯に耳を傾けたい
これからも
(オーナー様)
(女将様)
の意見や要望をもとに
愛着の沸く
想いが込められた
旅館リノベーション
を目指していきます!