旅館改修工事において
“トラブル”は
絶対避けたいですよね。
旅館オーナー様から
ときどき過去に行った
旅館改修工事の
トラブルのお話をお聞きします
何故このような“トラブル”が
起こるのでしょうか?
実際にお聞きした
トラブル事例を3例挙げ
問題・原因・解決対策を考えます。
実例ケース①
『デザイナー』とのトラブル
問題
工事中にデザイナーが急遽勝手に
デザインの変更を現場に指示した。
引渡し時に工事会社から
このデザイン変更に伴う
増工事分の金額の請求をされたが、
デザイナー、工事会社からは
増額になることは聞いていない。
デザイナーは工事会社に
負担させようとして
工事会社とトラブルになり、
オーナー様を巻き込む深刻な
トラブルに発展した。
原因
工事中に変更を掛ける場合は、
デザイナーが建設会社に
その内容が増額工事になるか
事前に確認する必要がありました。
増額になる場合はオーナー様に
その旨を伝えなければなりません。
しかし、オーナー様にも建設会社にも
確認せずに進めたことが
この問題を引き起こした原因です。
回避対策
現場で工事内容の変更を掛ける場合、
その内容が増額工事になるか
事前に工事会社に確認します。
増額になる場合は、
オーナー様にその旨を伝え、
了承を得てから工事をしています。
そのためこの手のトラブルは、
一度もありません。
実例ケース②
『デザイナー』とのトラブル
問題
こだわりのデザイナーに依頼した。
はじめに“限られた工事予算である”
ことを伝えた。
完成後、請求された金額が
請負契約工事費の倍近い金額だった。
工事会社に理由を聞くと
デザイナーが途中で仕様をUPし
こだわりの宮大工を使うよう指示を
受けたからだと言う。
知り合いの工事会社だったため
請求金額を払わざるを得なかった。
原因
これは、
デザイナーの予算を無視した
エゴを満たすための身勝手極まりない
暴走です。
通常であれば工事請負契約を
交わしているので
突っぱねることが出来ましたが
知り合いという間柄が悪影響を及ぼし
この悲劇を招きました。
回避対策
これは契約前の打合せ時に
デザイナーの性格、人格を見極める
しかありません。
デザイナーの中には、
まともな方もいらっしゃいます。
打合せ時にオーナー様の意見を
あまり聞かなかったり、
横柄な態度のデザイナーは
要注意です。
実例ケース③
『建設会社』とのトラブル
問題
設計施工で改修工事を建設会社に
依頼した。
工事中に自分たちの追加の要望が
あったため現場代理人に伝えたが、
『増工になります』
『工期が遅れます』
の否定的な返事ばかりで真摯に
自分達の要望を聞いてもらえず
悲しい思いをした。
原因
これは、設計施工の場合によくある
ことです。設計と施工が一体の場合、
同じ会社なので、設計は施工に、
施工は設計に余計な口出しをしない
傾向があります。
そのため、工事中の仕様や間取りの
変更は嫌がられます。
回避対策
『設計施工』に比べて
『設計施工分離』は
オーナー様にとって
様々なメリットがあります。
改修工事がスムーズに進むよう
建設会社との間に入ります。
そのため現場で嫌な思いを
することはありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
旅館オーナー様が得られる【6つのメリット】
旅館改修工事で
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工事請負契約書は必ず交わす
口約束はしない
工事中の変更は増工になるか確認
自分本位のデザイナーは避ける
改修工事は設計施工分離にする
改修はデザイナー任せにしない
自分の考え意見をしっかり伝える
デザイナー目線ではなく
《宿泊客様の目線》
《オーナー様の目線》
で考え設計致します
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